O脚

O脚。医学的には内反膝といいます。

女性は特に気にする方が多いですね。

足を長く綺麗にという願望は永遠のようです。

治療師の私が美について語ってもしかたないので、なぜO脚になるのか、またO脚だとどうなるか

というお話。

そもそもお若い方で、O脚が気になる方。もともと持っている骨格が原因だとは限りません。

むしろ他に原因があるかもしれません。

猫背ではないですか?姿勢が悪くないですか?

猫背ということは、おのずと首が前にでます。腰が丸くなります。骨盤が下がり開きます。膝が外を向きます。重心が踵(かかと)の方にずれます。(わかりやすく大袈裟に言うと原人が立っているような感じ)

O脚だけの問題ではなくなります。さまざまな症状が出やすい状態です。

運動不足ではないですか?

筋力の低下は関節の機能や変形(加齢とともに変形性膝関節症)に大きく影響します。骨や関節を支えているのは筋肉ですから。とくに普段日常生活であまり使わない大腿四頭筋(前ももの筋肉)内転筋群(うちももの筋肉)は意識して運動しなければなかなかつきにくく、低下しやすいものです。歩くことも必要ですが、それだけでは不十分のように思えます。*但し高齢者は除き。

美意識でO脚に目が向く。それでもいいです。しかしその裏に様々な要因があり、今は症状がなくとも、今後、膝(変形性膝関節症)はもちろん首・肩・腰にも痛みが出るかもしれない環境であるかもしれません。

治療で筋肉を増やすことは出来ませんが、姿勢に対しては対応可能です。筋肉を柔軟にし、脊椎矯正で姿勢を伸ばす。もちろん膝関節・周辺の筋肉への調整も行います。

そうすることで根本から環境を変え膝にかかる負担を減らし、O脚や変形性膝関節症に対応致します。

変形性膝関節症はまた今度 単体で詳しく書きたいと思います。


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