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むくみ(浮腫)

細胞組織の液体(細胞間質液)と血液との圧力バランスが崩れて細胞組織に水分が溜まって腫れている状態。

要は、皮下組織に水が過剰に蓄積した状態のことを言います。

立ちっぱなし、座りっぱなしの方で夕方以降、このむくみを感じてらっしゃる方は多いと思います。

うちに来る患者さんもそうですが、圧倒的に女性に多いです。

心臓の送りだす力で、血液は末端まで送られます。ただ末端から帰ってくる時、重力のある星にいる以上、もう心臓の血圧では重力に逆らって戻れません。

では、どのように血液にしても、リンパ液にしても戻ってくるかと言うと、筋肉のポンプ作用で戻ってきます。

筋肉が収縮したり、弛緩したりすることで、ポンプの働きをし上へ上へと、送り出されます。(足は第二の心臓たる所以です)男性に比べて筋力が少ない女性に多いのはこのためです。

そしてやはり筋肉が張っている方に多くみられます。一般的には下肢に多くみられます。でも足だけの問題ではありません。治療はもちろん下肢へのマッサージの大切ですが、全身の循環の改善が必要と考えます。むくみを取ることと、むくまないような状態にすることを同時に考えましょう!!

予防はやはり運動などで筋肉を使うことです。仕事中の移動は階段を使ったり、軽いストレッチをしたり、とにかくこまめにやることで、溜め込んでしまう前に流しましょう。

後は弾性ストッキングがあるのですが、圧力が自分に合ってないと逆効果です。

一般的には軽度のむくみであれば13.3hPa程度の軽い圧力。強いむくみが出る場合には26.6hPa、あるいはそれ以上の圧力だそうです。この弾性ストッキング、就寝中は絶対にやらないで下さい。就寝中は筋肉を弛緩させて休ませないといけません。

あとこのむくみ。実は裏に大変な病気が隠れている場合があります。心疾患・腎疾患・肝疾患・内分泌疾患など病気のシグナルになっている場合がありますので、治療にあたり注意が必要ですね。


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